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BSD

FreeBSD 10.0-RELEASE 登場 57

ストーリー by hylom
ついに10に 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

The FreeBSD Projectは2014年1月20日、FreeBSD 10.0-RELEASE をリリースしたことをアナウンスした(FreeBSD-Announce への投稿slashdotSourceForge.JP Magazine)。

これは stable/10 ブランチにおける最初のリリースであり、以下の目玉機能を含むとしている。

  • clang(1)がデフォルトコンパイラであるアーキテクチャでの GCCのデフォルトインストールの除外
  • ローカルキャッシングDNSリゾルバとしてUnboundをベースシステムに取り込む
  • BINDをベースシステムから削除
  • make(1)をThe NetBSD Projectから取得したbmake(1)に置き換え
  • デフォルトパッケージ管理ユーティリティとしてpkg(7)を採用。
  • pkg_add(1)やpkg_delete(1)などとその関連ツールを削除
  • bhyve(8)やvirtio(4)、Microsoft Hpyer-V上でのゲストOSとしてFreeBSDをサポートするネイティブ準仮想化ドライバの提供などの仮想化の主要な機能強化
  • SSDのTRIMサポートをZFSに追加
  • ZFSに高性能なLZ4圧縮アルゴリズムのサポートを追加

新しい機能や既知の問題についての完全なリストについては、リリースノートエラッタを参考にされたい (参考日本語記事)。

なお、BINDがベースシステムから削除されたことにより、引き続きBINDを利用する場合はPortsやパッケージを使用することになるが、この過程でnamed.confが置き換わるため注意する必要がある。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by AliceYou (2190) on 2014年01月23日 8時54分 (#2532062) 日記

    Postfixにしてもらえると嬉しいな。
    ライセンスはGPLではないのでベースシステムに入れられると思うのですが。

    • by SteppingWind (2654) on 2014年01月23日 12時05分 (#2532142)

      portsで入れるとベースシステム(/usr以下)に入れるオプションがあるんですけどね. これにシステム構築時のmakeオプションとしてMK_SENDMAIL=noを組み合わせれば, sendmail抜きのシステムになる(はず).

      確かにPostfixを標準MTAにしてもらえるのは嬉しいけど, Postfixだとルックアップテーブルの選択やSPFチェックの有無など, サイトによって必要なオプションの選択が異なってくるので, ちょっと難しいのかも. かと言ってMTAを何も入れないのもMTAの存在が前提のツールが多すぎて無理だし, 落とし所としてPostfix等でサイトごとに置き換えることを前提としてsendmailを入れてあるとか.

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        9系までしか使ってませんが、
        /etc/src.confWITHOUT_SENDMAIL=YESでSendmailなしの環境を構築出来ます。
        WITHOUT_BIND=YESも同様。詳しくはsrc.conf(5)
        # そして速攻でportsからPostfixとBINDを突っ込みます。

        • by Anonymous Coward

          > WITHOUT_BIND=YESも同様。詳しくはsrc.conf(5)。
          > # そして速攻でportsからPostfixとBINDを突っ込みます。

          BINDをわざわざ外してから結局portsとして突っ込むの? なんで?

          • あらかじめ、可能な影響範囲をBINDに依存しない構成にした上で可搬性の高いBINDをport package形式で導入ということですかねえ。
            3.x/4.x の頃にはdjbdnsを入れてこれに委ねるくらいの代替選択肢くらいしかなかったけど今や選択肢はもっと多いですし。

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            1. より新しいバージョンを使用するため。
            2. セキュリティホール発覚時に素早く対応するため。

            多くの場合、単独で動作確認が取れるportsの方が、全体として副作用がない事を確認しなければならないベースシステムよりも、アップデートされるのが早い。当然、先走るリスクとの天秤。

            3. 他のユーザランドよりもコンパイル時の最適化を強化するため。

            システム一体でリリースされるFreeBSDは、全体としての整合性の高さが売りの一つですが、
            同時に主要なパーツは簡単に交換出来る様になってるのです。

    • by Anonymous Coward

      たしかになあ.最初に必ずやる作業の一つが postfix のインストールだったりするからなあ…

      # SASL をデフォルトでどうするか,というのは悩みどころかもしれんけれども.

    • by Anonymous Coward

      自分はsendmailで十分です。
      ていうかいきなりpostfixが標準ですとか言われたら管理できなくなる。

      • by Anonymous Coward

        むしろ、MTA不要。
        必要な奴だけ、sendmailでもpostfixでも、qmailでもcourierでもjamesでも好きなモノを入れればいい。

        local MDA は、まあ、デフォルトインストールでも良いかもしれない。

  • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 13時22分 (#2532167)

    カーネルベースのiSCSIが大きいかな。
    これで一応、最終版OpenSolarisの主要機能が一通り実装されたことになる。

    キャッシュ圧縮もメモリ食いのZFSには有難い。

    ZFSのNOP Writeも少し嬉しい。dedupが事実上使い物にならない以上、結構期待大。
    いや、普通にdedupの不具合(仕様?)直してくれれば良いんだけど。
    ・不具合
    dedupを入れてスナップショットを削除すると特定の条件で異常にメモリを食った上、
    削除に2,3日かかったりするSolaris時代からの仕様

    FreeBSDベースのSANの普及に弾みが付きそう。

    # C2750D4Iが手に入ったら家庭内クラウドのSANをFreeBSD 10でリプレース予定なのでAC

    • by Anonymous Coward

      FreeNASで新規NASを組もうと思ったのに、魅力的で困る。

      #C2750D4I入荷の連絡があったのでAC

      • by Anonymous Coward

        FreeNASなら最近はかなり早くFreeBSDのバージョンに追従するようになってるんで
        そんなに待たなくてもくるんじゃないかなー。

        • by Anonymous Coward

          9.1のBSDが2012/12/31でNASが2013/8/5なので8ヶ月位、
          9.2のBSDが2013/10/1でNASが2013/12/22なので3ヶ月位、
          という事は…リリースされる度にラグが5ヶ月減っているので、
          次は…2013年の10月頃ですね!!(違っ)

          …と言うのは流石に無理があるので…0.375倍されると考えて、
          次は1.125ヶ月後という事で来月末位でしょうか(違っ)

          馬鹿な話は置いておいて、構築の負荷がそんなに変わるわけではないので、
          新しい機能を追いたいならFreeBSDですかね~。
          普通に使うならFreeNASで良い気がしますが。

          そんなことより!
          > #C2750D4I入荷の連絡があったのでAC
          ちょっと、詳しく聞かせて貰おうか。どこの店ですか?
          今から行っても買えますか?
          買えたら仕事、休んで構築に没頭して良いですか?

    • by Anonymous Coward

      NOP Writeでも既存のブロックのハッシュ値と一致するかどうかの確認のために大量のハッシュ値をどこかに保持していないといけないような気がするのですが、dedupみたいにメモリに置くのはやめたんでしょうか?
      とはいえディスクに置いたらパフォーマンスは出ないし??何が違うんだろう、dedupとNOP write

  • こんなの [blogspot.jp]が初心者向けとかww

  • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 11時05分 (#2532120)

    「GCCのデフォルトインストールの除外」
    「BINDをベースシステムから削除」

    …そりゃまあ重要な変更ではあるだろうが、機能削除することを目玉機能と呼ぶか普通。

    • by Anonymous Coward

      hightlightsの訳って、難しいね

      • by Anonymous Coward

        機能削除されててhighlightsといえば思い出すものは:
        「今週のハイライト」ぽちっ→何か重要なものが欠落してて自爆…

      • by Anonymous Coward

        さすがに漫画トリオはリアルタイムじゃないけど、とっくに日本語化していると勘違いしがちなタイムボカン世代。

        ……「機能」がどこから来たかだ。

    • by Anonymous Coward

      訳語を重要な変更あたりにした方が無難かもしれない。

    • by Anonymous Coward

      GCCもBINDも(The FreeBSD Projectが考える意味での)もっといいものが代わりに入ってますからー

      #イデオロギーの問題だったGCCはさておきBINDはセキュリティホールのすくつ()だったから切り捨てられたのは大きな前進だと思う

      • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 15時07分 (#2532248)

        BINDが捨てられたのは、セキュリティ上の理由からではなく(それもあるだろうけど)、
        10のライフサイクル中にBIND9の寿命が来てしまうが、BIND10には乗換えられない(↓)から。
        取敢えずUnboundでお茶を濁して、本命は11までに考える、って事になってた筈。

        BIND9と根本的に構成が異なる上に、まだまだ稼動実績が少ない。
        構築や実行環境に依存する物が多過ぎる。Python、SQLite、Boost、etc.

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          BINDも「Microsoftの最大の敵は過去のMicrosoftだ」状態になってるのね。
          # Sendmail Xとは何だったのか

  • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 12時08分 (#2532144)

    BINDの除外って、感慨深いな。
    UNIX管理入門でnamedの設定って、定番中の定番な気がしていたから。

  • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 12時19分 (#2532147)

    drillに変わったけど、何度もdigと打ち間違えそうだ・・・

  • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 12時23分 (#2532150)

    パッケージ管理pkgの導入が個人的には一番の目玉。

    バイナリパッケージなので、
    とりあえず、これで新規環境構築が早く終わらせられる。

  • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 12時25分 (#2532152)

    PC-98に2.0入れて喜んでたのは遥か昔。。。(遠い目)

    • by Anonymous Coward

      PC9821Ap2に入れました、バージョンは忘れましたが。
      ハードがPnPに対応していなかったので、割り込みとか
      手動で設定しなくてはならないので
      ずいぶん苦労しました・・

    • by Anonymous Coward

      4.11 でPC-98x1も最後だと思ったのも、今は昔。。。

  • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 14時18分 (#2532202)

    gccを削除したところで、LLVMのコンパイルにはgccかVisualStudioが必須だろ?
    GNU M4も、GNU autoconfも、GNU automakeも、GNU libtoolも必須じゃん?
    GNU makeはcmakeで代用できるかもしれんけど、いずれにしてもデフォルトのbmakeじゃ役不足。
    素のままじゃbootstrapできないじゃん。どうすんの?
    LLVMだけはずっとバイナリ配布しちゃうの?

    俺はまたBSD界隈の連中が、そこら辺のGNU依存をも断ち切って、BSD派の連中とclang/LLVM派の連中がWin-Win(笑)な関係になるのかと思ってたんだけど。
    そこら辺の最も重要な所は放置したままで、ただ単純にデフォルトコンパイラをclangに変えただけって一体....

    俺には、彼等がなにをしたいのかわからんよ。
    誰も彼もがGNU嫌いで、自分らが何もしなくとも、放っとけば勝手にLLVMがGNUフリーになるとでも思い違いしてるんだろうか。

    • CMake [wikipedia.org]というのは,主にMakeFileを出力するツールでして…
      CMakeでmakeの代替は出来ませんね…

      GNUは大好きだけど,gccはあんまり使わなくなりましたね…
      flycheckにもautocompleteにもclangを利用させていますし.
      まだリリースビルドはgccでするんですけど.
      双方で動くプログラムを書くのが1番ですね.VC++の話はやめろ.やめろおおおお

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年01月23日 15時46分 (#2532268)

      もう何年も前から、Clang/LLVM自体はセルフホスティング可能になってる。
      勿論、一番最初のビルドにはバイナリが必要だけど、それはGCCだって一緒。
      やろうと思えば、少なくとも9の時点でClang/LLVMでビルド出来て普通に使えてる。

      残念ながらそれ以外にも指摘の通りGNU依存が残ってるけど、段々と減らして行く予定。
      一気に完成形に持って行けないから屑だって事にはならない。千里の道も一歩から。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年01月24日 7時17分 (#2532611)

      認識の間違いに関しては他のコメントを参照してもらうとして、
      この件の本質は、LLVMに移行した事でも、GCCから脱却した事でも、GNU依存が減った事でもない。

      LLVMに移行出来たといってもまだ全部のアーキテクチャじゃないし、今後更に変わるかも知れない。
      特定のコンパイラ環境に依存しなくなって、ある程度柔軟に切り替えられる様になった事が重要。

      最終的には、SendmailとPostfixの様に、BINDとUnboundの様に、もっと手軽に交換出来る事が目標。
      まだまだ道程は長い。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      別にFreeBSDの人たちはGPLv3を世界から撲滅したいわけじゃないでしょ。
      ただ理念的にベースシステムには取り込めないってだけで。
      FreeBSDの上でGNUのソフトウェアを利用してもらうことには何の問題もないよ。
      そらgccなしでclangがビルド出来るようになればより良いだろうけど、
      そうなるまでベースに取り込んだらイケない理由なんて無いよ。

      • by Anonymous Coward

        ホントそうだよなぁ。v3じゃなければ別の話になってた気がするけど
        ともかく無くしていくよっていう一歩を示したってところですかね

    • by Anonymous Coward

      >bmakeじゃ役不足

      bmake ってそんなにすごいのか…(と、日本語的ツッコミ)

    • by Anonymous Coward

      以前にもここで、llvmはセルフホスティングできないと古い知識をひけらかして馬鹿にされていた人がいたなーと思ったら、その人 [srad.jp]と文体がそっくり。まさか同一人物じゃあるめぇし、他人の空似ってあるもんですねー

      ところで、事実としては、gcc依存状況ってどうなってるんでしょうかね

      • > ところで、事実としては、gcc依存状況ってどうなってるんでしょうかね

        2010年からセルフホスティング、つまりClangでLLVMとClangがビルドできるようになっています
        http://blog.llvm.org/2010/02/clang-successfully-self-hosts.html [llvm.org]

        そういう意味では 2010年から GCC は不要です。

        ただオープンソースな世界には、GCCで開発を進めているプロジェクトが沢山あって
        GCC固有の拡張構文を使ったコードが沢山あります。
        これらのコードを使おうと思うと結局 clang と gcc を併用するハメになります。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          このリリースでOS自体はGCCに依存しなくなりましたし、大量のportsも順調に移行が進んでます。
          最新の状況はBuilding FreeBSD with clang/llvm [freebsd.org]やPorts and Clang [freebsd.org]にまとまってます。

          9の正式リリース以前からClang/LLVMで生活してますが、以前は幾つかGCCじゃないと駄目なportsがありましたけど、最近は殆ど見掛けなくなりました。

      • by Anonymous Coward

        当時すでに知識が古くて散々馬鹿にされてたのにそれを自覚できないどころか1年以上たってまた同じことを書き込むなんてbot並みの知能しかもってないとかあるわけないから、どう考えても他人の空似だよねー。

        • by Anonymous Coward

          どこか古いままで放置されてるページでも見たんじゃない?
          FreeBSDやLLVMの情報って、時代遅れになってるのが多いし。
          ドキュメントの整備が間に合ってないので、コードを見るしかない事もある。

          そーゆーのにひっかかっちゃった人を罵倒するよりも、
          少しでも今の状況に即した情報を発信して行く方が建設的だと思う。

          元コメの人も「ここに騙されたんだ、ボクは悪くない」って晒してくれれば、
          「参考になる」をもらえるかもよ?

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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