Illumos: OpenSolaris をさらに Open に 16
先割れスプーン 部門より
kuramori 曰く、
Oracle による買収後、OpenSolaris は新しいリリースが滞り、さらには Community が解散を示唆するなどごたごたが続いて先行き不透明となっていたが、8 月 3 日、Oracle が更新し続けている OpenSolaris のコードを元にして、オープンソースでなかったコンポーネントを書き直すプロジェクト「Illumos」が発足した (SourceForge.JP Magazine の記事, 本家 /. 記事, The H Open Source の記事より) 。
Illumos は Java における IcedTea Project のような存在となり、OpenSolaris デストリビューションの基礎となることを目標としている。具体的には OpenSolaris のカーネルをメンテナンスし、libc_i18n、nfs lock manager、ドライバ、the crypto framework の kcf module、trusted extensions (labeld) のようなクローズなコンポーネントをオープンソースに置き換えていく。すでに、いくつかのコンポーネントは置き換えられ、boot 可能な状態となっている。貢献は MIT、BSD ライセンスが推奨される。詳しくは FAQ を参考されたし。
Illumos Project は Nexenta のほか、米 Joyent、米 Greenviolet、Belenix.org、Schillix.org、Berlios (独 FOKUS) 、英 Everycity より支援を受けている。
Solarisそのものよりも… (スコア:1, 興味深い)
ZFSの未来を安泰にしてください。
#いっそFreeBSDがZFSの本筋になればいいよ(もちろんBSDライセンスで)と思う…。
Re: (スコア:0)
ふーん (スコア:0)
先割れスプーンはフォークですか?
いいえ。フォークは柄の方から独立して分かれますが、先割れスプーンは柄から皿状の部分があり
スープを掬うことができ、先端部分はジャガイモに突き刺すこともできます。
えぇと、じゃ先割れスプーンはフォークですね
技術的に言えば、先割れスプーンをフォークと呼ぶこともできるでしょう。
しかし、それは Linus が Alan Cox に刺したものという意味ではなく、スープパスタを食べるときに
使うべき食器という意味です。
ドライバ... (スコア:0)
多田でさえ少なめなドライバが一時的とはいえ、さらに減るとなればちょっと危険な気が。
もっとも脱Oracleのメリットのほうが大きいでしょうか...
# なんか嫌な予感。
NetBSDの誕生 (スコア:0)
開発の停滞した 386BSD+patchkit プロジェクトを再編して NetBSD 0.8 として fork した
そこから FreeBSD と OpenBSD が fork したのはご存じの通り
Re:NetBSDの誕生 (スコア:2, 参考になる)
FreeBSDは、NetBSDからforkしたものじゃないですよ。どちらも386BSDからのfork。
今ではどちらも似たようなものになってますが、当初は
NetBSDが「OSとしての移植性を高める(x86依存部分をなくす)」方向に進んだのに対し、
FreeBSDは「x86での実用性を高める」方向に進むという、
見かけは同じ「PCで動くBSD」でも、その中身はまったく方向の違うものでした。
その最たるものが、bounce buffer のサポートじゃないかな。
当時のメジャーなSCSIカードであるAHA-1542なんかはISAバス接続で
カードからはバスマスタで16MB超のメモリにはアクセスできません。
FreeBSDは、16MB下のメモリ(bounce buffer)を中継してアクセスすることでAHA-1542も使えるようにしたのに対し、
NetBSDはOSとしての美しさを優先して、bounce buffer みたな泥臭いものを実装してAHA-1542をサポートすることを拒みました。
Re:NetBSDの誕生 (スコア:3, 参考になる)
細かい話だけど、ちょっと違います。bounce buffer のMDな実装を嫌って、当時は導入しなかったのです。ずっと後でMIな bounce buffer が導入されています。
Re:NetBSDの誕生 (スコア:1)
当時と現在が違うところはCummunityの大きさの違いでしょう。はたして、どれくらいSolarisを使いたい人がいるのでしょうか?
当時はFreeなUnixがなく、人々はBSDやLinuxに熱狂しました。今、LinuxもBSDも成熟しています。このような状況の中でCommunityの拡大はほぼ不可能かと思われます。
今、振り返るとSunがCDDLという独自のライセンスでオープンソース界を分断しようとした戦略はSolarisひいてはSunの復活という観点からは大失敗であったと思われます。
Sun SolarisとOracle Solarisの違い、かも知れない (スコア:1)
オープンソース界を分断しようとしていたのはさておき。
Sun末期のSolarisは割とうまくやってた印象なんですけどね。
Solarisならではの先進性、商用UNIXならではの堅牢性ってのを買って採用していた案件をぼちぼち聞きました。(残念ながら私は使ったことがありませんが)
ま、今となっては技術的健闘の手前で、旧Sun製品の採用は思いとどまるよう助言するかなぁ。てことで、誰がほしがるんだ? ってのはOracleから解き放ってやれば変わる状況かも知れませんね。
Re: (スコア:0)
誰が?
今更GPLをやめてまでSolarisのコードを使うメリットなんかないでしょ。
ってことを親コメントは言ってるのだと思うけど。
Re:NetBSDの誕生 (スコア:1, 参考になる)
>そこから FreeBSD と OpenBSD が fork した
ちがいます。
勘違いしている人が多いのですがFreeBSDはNetBSDからのforkではありません。
386BSDの実用化パッチキットの作成という同じことを複数のグループがたまたま別々に行っただけです。
http://www.freebsd.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/history.html [freebsd.org]
OpenBSDがNetBSDからのforkなのは指摘の通り。
Re: (スコア:0)
それはJKH的視点でありまして、
NetBSD側から見ればFreeBSDはNetBSDのforkなのです。
何故ならFreeBSDの最初のcore teamは全員NetBSD.orgの
アカウントを持っていたから。
NetBSD側から見ると、連中はFreeBSD 1.0を出したら
こっちに合流して「とりあえずこっちのはまとめたから、
始めようか」ということになると思ってたら、
自前のリポジトリ用意してメーリングリスト作って
あれ? あれあれ? 一緒にやんないの? まあいっか。
という感じでそれぞれがそれぞれの方へと歩き始めたのです。
という話を10年くらい前に聞いたような夢を見た。
Re: (スコア:0)
> それはJKH的視点でありまして、
> NetBSD側から見ればFreeBSDはNetBSDのforkなのです。
ここの754以降 [2ch.net]の話ですね。
元のリンク先は消えてるのでwebarchiveと思ったらそっちも消えてる……
曽田さん、平岡さん、福間さん、武者さんが話していたものでした。
当時、NetBSDの人達は怒りまくったとかで。
部門名からして (スコア:0)
このストーリでは *BSD の fork の話はオフトピックのようだが…
fork じゃないんだ。
プロジェクトを維持できるだけの (スコア:0)
人が集められるのか?
今更 OpenSolaris なんじゃないの?