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オープンソース

クローズドソースの有害性を評価する 53

ストーリー by reo
定量化できませんが 部門より

danceman 曰く、

「オープンソース」という言葉を作った Eric Raymond 氏が、クローズドソースソフトウェアを起動することの有害性を 4 つのキーワードを用いて説明している (Eric Raymond 氏のブログ記事本家 /. 記事より) 。

クローズドソースの最大の問題は「信頼性の害」であり、オープンソースと比べてエンジニアリングに乏しいことを挙げている。また必要に応じて自在に修正を加えることができないとし、「ハッキングできないことの害」と呼んでいる。3 つめの問題に「企業の害」を挙げ、ユーザーはソフトウェアの中を調べたり修正する権利を持たないため、ベンダとアンバランスな力関係に置かれているとしている。4 つめの問題として、ユーザーを囲い込むためにシステムを独自仕様にするといった「ロックインの害」があるとのこと。

氏は、こういった害を減らすためにクローズドソースに対抗するべきだとしながらも、もしオープンソースで他の選択肢を見つけることが出来ない場合には、オープンソースに執着しないでもいいという見解を示している。氏はオープンソースの第一人者であるため、何が何でもオープンソースに拘ると思われていることに反発を覚えるようだ。「例えば不整脈があるとして、オープンソースファームウェアのペースメーカーを入手できないからといってペースメーカーの着用を拒むべきかって? そんな馬鹿な話はない」と述べている。

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  • by rti (659) on 2012年06月12日 12時15分 (#2171534) ホームページ

    正直、クローズドが有害とは思えない。

    だけど、
    今は、クラウド全盛期で、
    情報を公開するより秘匿するのに料金を取られるようになったと思う。

    githubとか、画像変換サービスとか、
    無料版はGPLでお金を払うと別ライセンスとかもあるね(クラウドではないけど)。
    公開するなら無料で、秘匿するには有料でみたいな。

    クローズドにすることはお金がかかる。
    で、そのお金を支払ってクローズドにする価値があるがあるなら秘匿するだろうし、
    そうじゃなければ、公開されていくと思う。

    お金がないベンチャーを中心として、ココらへんは変わっていくんじゃないかなって。

    --
    by rti.
  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 11時23分 (#2171455)

    膨大なソースコードを理解できないなら、オープンもクローズも一緒なんだけどね。
    使うだけしか出来ない人間には、どこかの誰かがきちんとしてくれてると
    信じて使うしかないんだもの。

    • by Anonymous Coward

      どうにか一緒だと思わせないと自分を信じるよう強いることができなくなって商売上がったりだからね。

    • by Anonymous Coward

      理解して修正もできるけど、高機能化と共に年々複雑になってきて敷居が高くなってる印象

  • どっちもメリットデメリット両方あるので、
    どっちかだけにしようという話しは間違ってるよ、ということでしょ?

    #枯れてるのは好きなのにクローズソースは駄目とか、どうしろと
  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 10時56分 (#2171427)

    ソース不明だが。
    http://esr.ibiblio.org/?p=4386 [ibiblio.org]

    • by Anonymous Coward

      リンクの記事はさておき、RMSならソース非公開のペースメーカー装着を
      拒否して死んでも私は全然驚かない。

      • by Anonymous Coward

        オープンソースのペースメーカーを装着して
        心臓をクロックアップするんですね!

        • by Anonymous Coward

          GNU Hurdが初めて実用的・安定的に動くハードウエアがペースメーカーになる未来はいつやってくるでしょう?

  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 10時57分 (#2171429)

    オープンソースであってもクローズドソースなのと同じだよね。
    読んでも理解できないんだし。

    • by Anonymous Coward

      学習コストと天秤にかけて分かる人に金を払えばいいんだよ。

      • 結局その人に生死を握られるわけだ.

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 11時53分 (#2171501)

          金を払う相手は選べるよ。クローズドソースならベンダに金を払う以外選択の余地はないけど。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            払う相手が組織から個人になって一層不安が増しますね。

            • by Anonymous Coward

              個人に払うなんて一言も言ってないのにどういう跳躍をしたらそんな意味不明な結論に到達するの?

              • by Anonymous Coward

                >by Anonymous Coward on 2012年06月12日 11時00分 (#2171434)
                >学習コストと天秤にかけて分かる人に金を払えばいいんだよ。

                自分が書き込んでる話の流れぐらい見ような。

              • by Anonymous Coward

                別ACだが
                "個人"に払うなんて一言も言ってないのにどういう跳躍をしたらそんな意味不明な結論に到達するの?

              • 日本語の場合、複数形がないのだから、断りがない場合、単数の可能性が高いが、複数のこともある。

                だから、個人であっても、集団(たとえば企業)であっても、人と呼べる。

                それに多くの企業は"法人"といって、法律上、"人"として扱うことになっている。(だから、個人と同じ扱いで法人を訴えることが可能)

                親コメント
              • 人は人でも法人かもしれんじゃないか。(無理か)
                親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 11時08分 (#2171438)

    オープンソースでも金儲けできる人しかこういうこと言えませんよね
    だからと言って世界中を飛び回って講演するような疲れるようなことは一切やりたくありませんが

    • by Anonymous Coward

      別にGPLは商用とのデュアルライセンスを禁止してるわけじゃないと思うが。

      • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 11時54分 (#2171503)

        実質的に商用ライセンスの契約をしないで商用利用するのを禁止したいときGPLとデュアルライセンスにするのはよくあるパターンですよね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 13時43分 (#2171671)
          逆。
          ソースコードを利用したい側が、いわゆる商用ライセンスにしてくれと希望してくる。無料で使いたいんじゃなくて、金払って使いたいってこと。
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            そうか。GPLだと自分で改造したコード公開しなきゃならなくなるもんね。
            商用ライセンスを使いたい人ってそう言う人なのかー。
            金持ちが寄付代わりに払ってるとばっかり思ってた。

            親ライセンスがLGPLだとまたちょっと話は変わってくるのかな。

          • by Anonymous Coward

            >ソースコードを利用したい側が、いわゆる商用ライセンスにしてくれと希望してくる。
            >無料で使いたいんじゃなくて、金払って使いたいってこと。

            感心な話ですね。

            AppleなんかはGPLライセンスのオープンソースに、BSDライセンス追加してくれと要望して
            ちゃっかりClosedかつ無料で使ってるというのに。

          • by Anonymous Coward
            違うよ。金払って使いたいんじゃなくて、金払ってでも自分のソース(成果物)は出したくないんだよ。
  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 11時20分 (#2171451)

    「信頼性の害」
    オープンソースだからと弄りまくって、社外の人間どころか社内でもエンジニアリング出来なくなっている。

    「ハッキングしない害」
    ソースをオープンにして安く売り払ったのに、自分たちではソースを見もせず
    安い保守費用で変更などの要求を突きつけられる。

    「ユーザの害」
    ユーザーが勝手にソフトウェアの中を修正してごちゃごちゃにしてしまい直しようが無くなる。
    ユーザは金を払っているのだから直せと無茶をいってくるアンバランスな力関係に置かれる。

    「ロックイン開放の害」
    ユーザーを囲い込めなくなる。SE単価やソフトの値段がどんどん下がる。
    市場でソフトウェアを作成する人間がいなくなる。

    世の中の多くのことにはメリットとデメリットがあると思うぞ。

    • オープンソースにすると、なぜかタダ働きしてくれるお人好しだと勘違いされる弊害があるって
      かつて私の師匠がぼやいてました。
      オープンソースはフリーソフトに多いからなんでしょうかね?
      ついでに言うとフリーソフトの作者は全員タダ働きしてくれるアホと勘違いされるのも腹がたつと言ってました。
      --
      clausemitz
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 12時37分 (#2171574)

        彼らは日本語でコミュニケーションが取れると分かるや否や、日本流のきめ細かいサポートを要求してきます。
        「サービスにはチップの返礼を」という文化圏と、「スマイルゼロ円」の隔たりは、果てしなく大きい。

        ですので、日本人であろうと sf.net のほうで英語で活動し、ソフトも英語版だけをリリースしましょう。
        制作者名も、日本人だと分かってしまうようなフルネームは公開しないのが吉です。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        そういう客にはフリーソフトって呼んだほうがまだ遠慮してくれるよね。

        • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 16時35分 (#2171842)

          「サポートはコミュニティー宛で質問、無料です」
          この悪癖を始めたのはMozillaからじゃない?

          # Netscape関連の人たちってJavaScript、XPCOM、アンチMSer養成、余計なものばっかり発明するよね(フレームの元)

          親コメント
    • 言いたい事はわかるけど。

      「ハッキングしない害」
      ソースをオープンにして安く売り払ったのに、自分たちではソースを見もせず安い保守費用で変更などの要求を突きつけられる。

      そーゆーお客さんは、ソースを非公開にして売り渡さなかったとしても、同じ要求を突きつけてくるんじゃない?ソースを売れた分マシなのでは?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ユーザーを害することができないのが害ってことですね。

      • by Anonymous Coward

        ユーザに害されるのを止められない害、じゃないかなぁ

  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 11時24分 (#2171456)

    windowsとかのプロプラがあるから、それへの対抗心もモチベーションのひとつでしょう。
    対抗する相手が居なかったら、向上心も生まれなかったのでは。
    全てがオープンで、コピーフリーな世界は全体的な発展速度がいまより遅いのではないかと思います。
    いや、リソースが集中(車輪の再発明をしない、リバース園児しないですむ)されて
    加速するという意見もあるかもしれませんが
    #どっちでせう

    • by Anonymous Coward
      >リバース園児

      どんなプレイだよw
  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 11時26分 (#2171459)

    サブマリン特許というのはクローズドソースの弊害をよく表している。
    それに対応して、公開特許は、情報が開示されたオープンソースの良さをよく表している。
    特許であれば、航海してても、投資費用の回収がある程度できるが、ソースコードの場合にはいかがなものだろう?
    サポートサービスによる投資費用の回収ができるところは、ごく一部の例外だろう。
    どちらかというと、サポートが継続できなくなって、免罪符的にソースコードをオープンにしているところが多いような気がする。

  • オープンソースってサーバー環境(webサーバとかDBとか)では聞くけど具体的に企業が使う勘定システムとか販売管理システムとか
    そういうレベルで広く認知された信頼出来るソフトって何かあるの?

    末端の人間からしてみると会社の業務に使うソフトがクローズドなパッケージ品だったり受託開発のシステムだったりは変わらなくて
    後は後ろの環境がIIS+Oracleなのかapache+mysqlなのかの違いしかない気がする
    そうなるとクライアントライセンスの違い以外はもう何も変わらない。
    オープンソースの提案してる会社で何かあった時に独自に修正入れる事が出来る会社なんて全体のごく一部だよね。
    大半の会社がライセンスフリーだから使ってるだけじゃなの?

    そもそもEric Raymond 氏の言うようなクローズドな事のデメリットもオープンソースに夢見過ぎと思うけど
    これはオープンソースという言葉を作った人なら当然か。

  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 12時53分 (#2171597)

    クローズドソースのパッケージ製品でも、ある程度の数が販売されているものならば製品の良し悪しについていろいろな人にレビューされているだろうからあまり有害でない。
    それにシステムインテグレーションのために個別に開発したようなものなら、システム保守会社などにとってはソースコードはオープンになっているので、全世界に公開されている必要はない。
    厄介なのは、稼働しているシステムのソースコードを紛失したとか、マイナーなライブラリのパッケージ製品でサポートが良くなかったり本当に品質が悪かった時など。こういう時にはソースコードにアクセスできないので困ることになる。

    • >クローズドソースのパッケージ製品でも、ある程度の数が販売されているものならば製品の良し悪しについていろいろな人にレビューされているだろうからあまり有害でない。

      そんなうまく事が運ぶんだろうか。という気がしますが。
      レビューサイトだって提灯記事と金貰ってるアンチが散々荒らしてますし…まさか、2ちゃんなら(以下略 (^_^;

      オープンソースの一番のメリットは、なにかおかしいところがあった時にパッチで凌ぐにしてもバッドノウハウ(笑)で凌ぐにしても、戦略が立てやすい事ではないですかね。

      全部のソースコード見ないでも何処がそれっぽい機能モジュールか見据えて弄って本当かどうか確かめて。と言う手順でやればいいだけの話ですし。
      バイナリでそれをやるのは…地獄ですね。NIGHTMAREだ。
      # 品証視点だとどうすれば効率良く壊せるかはソースコードに
      # アクセス出来るかどうかで相当違ってくる気がしますが。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 17時19分 (#2171874)

    って、インターネットで公開されている情報を収集して検索サービスを提供してくれてるけど。

    1)収集した情報自体は公開してくれない。
    2)検索サービスを提供するために使用しているソフトのソースは公開してくれない。

    このような自分は公開しないGoogleがオープンソース陣営を名乗ってるのだからもうおしまいだと思うよ。

  • by Anonymous Coward on 2012年06月12日 22時22分 (#2172140)

    オープンかクローズの2つに一つではないと思う。
    知的財産の利用・流通権に適切な一物一価の値段がつくような制度が必要だと思う。
    複数の知的財産を組み合わせて、知的財産を生産したり、
    知的財産の一部を改変して、使い勝手を良くするような、
    知的生産活動が、すべての人々に保証されるような制度に知的財産保護制度を改良するべきだと思う。
    知的財産保護制度が、自由な知的財産の改良権や流通権を禁止して、
    経済行為の大きな歪を作り出すような事態は好ましくない。
    常識的に考えて、Version 1.0の改変物の販売価格をVersion 2.0の販売価格より
    高くしなければならなくなるような知的財産保護のあり方はおかしい。
    知的財産の保護制度は、自らの創作物の改良をしようとするライバルたちを叩き潰し続けるような
    歪んだ社会を作るためのものではない。
    知的財産の創作という努力に対して、自由競争の小さな例外を作り、
    社会がいくらかの報酬を与えようとするものだったはずだ。

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人生unstable -- あるハッカー

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